自治体職員の残業事情 定時上りは神話?
一昔前は、公務員は毎日定時上り、という印象を持つ人が多かったのではないでしょうか。
結論から言うと、わが自治体の場合ですが「部署による」ということになります。
幸いなことに、私がこれまで渡り歩いてきた部署の中に、残業時間が月100時間や80時間を超えるいわゆる過労死ラインに到達するレベルの部署はありませんでした。
毎日定時上りの部署にいたこともあります。
ただ、部署によっては恒常的に80時間程度が続くところもあるなど、異動によって多忙な部署に行く可能性は十分あります。
また、同じ部署でも時期によって閑散期と繁忙期があるケースもあり、その場合は普段は定時上りができるが、繁忙期は残業が続くとなります。
わかりやすいのは税関係の部署で、確定申告の時期になると多忙になりがちです。
残業がないから安心!という思いで自治体に入庁するとしっぺ返しを食らうので注意が必要ですね。
ちなみに、子育て世帯にとって、残業というのは家庭の時間を食う恐ろしいものです。
まぁ残業すればその分給与は上がるので、金銭的には助かりますが、家事や育児をする時間は確実に削られます。
1馬力で家計を支える私は、仕事をこなさなければという思いと、早く帰って家事育児も担わなければという思いとの板挟み状態で苦しい時もあります。
(妻は専業主婦ですが、だからといって家事育児を全部任せるのは違うと思っていて、仕事以外の時間はお互い対等に家事育児を担うべきと思ってます)
苦し紛れのやり方としてよくやってるのは、定時で一旦帰宅し、夕ご飯やお風呂を家族で過ごし、寝かしつけは妻に任せて再度出勤するという方法です。
家と職場は3kmもないので、通勤にあまり時間がかからないから使える技ですが、こういうやり方を認めてくれる職場なのもありがたいところです。
一番は残業0なんですが、そうも行かない現状で可能な限り工夫しています。
残業に限らず、いろんな事情に合わせて柔軟な働き方がもっとできるといいのになぁと思います。